続・銀髪姫と不良幹部
「す、すいませんっした!!もうしないんでお許しをぉぉおぉお!!」


「あっ、逃げた」


余程怖かったのか、目に涙を溜めながら男達は逃げていった。


…転がっている仲間を連れて。


「ふぅ…一件落着か?」


「だな。お疲れさん」


さっきとは違い、笑顔を見せる月影に男はキラキラした目で駆け寄った。


「月影さん!すっげぇかっこよかったです!…あ、俺純って言います!」


「純?」


「はい!」


キラキラした目をする純を、きっとみんなはしっぽをする犬に見えただろう。


その証拠に禅は爆笑している。


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