続・銀髪姫と不良幹部
「当たり。で、その日に俺はなんて言った?」


「…えっと?」


うーむ、いろいろ言ってた気がするけどな〜。


2年前の記憶を思い出すのは、さすがの私でもキツイよ。


んーと考えてると、史音が溜め息をついた。


あ、溜め息つくと幸せ逃げるって言うのに!


「はぁ…依亜が鈍感とは予想外だった…」


眉間に手なんて置いて言ってるけど、本性知ってるもんとしては、わざとらしく見える!


そして言ってることがひどい!


私は鈍感じゃないもん!


「仕方ねぇ、一回しか言わないからよく聞けよ?」


「はい?」


一回しか言わない?


何を言うの?



「…好きだっ!」



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