続・銀髪姫と不良幹部
…と思ったら、肩に手を置き、抱き寄せられた。


「し、史音っ⁉︎」


禅に言われたこともう忘れたの⁉︎


「ま、そういうわけだ。依亜に手ぇ出したらどうなるかわかってるよな?」


「「「ひぃぃいぃぃっ!」」」


殺気まで出して何を威嚇してんのよ!


みんなが怯えてるじゃない!


「ははっ、史音に逆らうやつなんて誰もいぃひんよ。…史音って怒ると怖いからなー」


って、ボソッと言ってるし!


そう言う禅も史音を怖がる1人じゃん!


てか、笑う前に止めなさいよ!


いや、笑い続けて史音に怒られなさい!


「はぁ…史音、気持ちはわかりますが殺気はしまってください」


呆れてるけど、止めてるから許す!


さすが雄吾!


「ちっ」


舌打ちしたよ、この人!


< 62 / 232 >

この作品をシェア

pagetop