続・銀髪姫と不良幹部
「こっち!」


後もう少しで捕まると言う時に聞こえた声。


誰?なんて考えるヒマもなく、手を引っ張られる。


口を塞がれて悲鳴さえも出ない。


「あれっ⁉︎どこに行ったんだ⁉︎」


「あっちではないですか⁉︎」


「行ってみよう!」


どんどんと遠ざかる足音。


…聞こえなくなった。


はぁ…。


それにしても…。


この人誰⁉︎


って、それよりもっ!


「ばなじでぇぇ!」


口塞がれて息出来ないから!


お願いだから早く!


「あ、ごめんなさい」


「ぷはっ」


やっと息出来た…。


「すみません!大丈夫ですか?」


本当は怒りたいけど、助けてもらったわけだし…。


怒るよりお礼言わないとね!


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