続・銀髪姫と不良幹部
この学校は東館と本館の2つに分かれてる。


私と史音の教室があるのは本館。


その2つの校舎には、屋上があるんだ。


まぁ、鍵が付いてるけど。


史音ならピッキングとかしちゃってるだろうし。


言ったら鍵くれるのに、史音は職員室に行くのも嫌うからなー。


媚びてくる先生も多いからね。


「多分って…さっきから大丈夫?」


うーん、多分大丈夫なはず。


史音はこの本館の屋上にいると私は思ってるし。


めんどくさがりやな史音のことだから、本館からは出ないはずだからね。


うん、なんとなくだけどね。


「大丈夫大丈夫!私の勘は当たるからね!」


女の勘はすごいって言うしね!


ここは自分を信じるしかないんだ。


「…わかった。ここを真っ直ぐいったら階段があるの」


瑠依君は真っ直ぐ指差す。


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