続・銀髪姫と不良幹部
だって瑠依君、今すごく悲しそうな顔をしてる。


私に助けを求めてるの?


もしそうなら…私は助けてあげたいっ。


私に出来るかわからないけど、支えてあげたいんだ!


それに瑠依君には助けられてるしね!


「…もしね、利用されてると気づいたら…依亜先輩はどうする?」


えっ…何それ…。


「瑠依君、誰かに利用されてるの?」


今の言葉からすると、そういうことだよね?


もし間違ってたら申し訳ないけど…。


だけど私は見逃さなかった。


瑠依君の肩がビクリと揺れたのを。


「…ねぇ、私でよかったら相談にのるよ?」


「ぃ…え、依亜先輩じゃないとダメなんです…」


私じゃないとダメ?


それはどういうこと?


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