続・銀髪姫と不良幹部
うわっ、これ絶対に史音に怒られパターンじゃん!


それだけは嫌だしな…。


でも瑠依君を一人にするのも…。


「…言うか迷ったんですが、さっきから携帯鳴ってますよ」


「えっ、うそ⁉︎」


携帯を見ると、史音からの着信が50件もきてまして…。


うん、これはすっごくヤバイッ!!


「瑠依君ごめんね!私もう行かないと!」


今行かないと本気でヤバイので…っ。


タラリと冷や汗が流れる。


それほどヤバイんですよ。


「心配性だもんね。でも…一緒にいられて羨ましい」


「え?」


「じゃ、僕はもう行くよ。依亜先輩、また会えたら」


「えっ、ちょっと⁉︎」


手を振り、去って行く。


…完全に私の意見は無視ですか。


まぁ、いいんだけど。


さてと、私も早く行きますか。


…一刻も早く。


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