続・銀髪姫と不良幹部
「仕事はあるけど、1時間もあったら出来る仕事かな」


空にぃが仕事を増やさなかったらだけど。


「そっか」


「日曜日がどうかしたの?」


何かあったっけ?


狼鬼…のことではないよね。


私知らないし。


総長が知らないとかアウトだしね。


んー、思いつかない…。


もしかして忘れてるとか?


それは…うん、史音に怒られるの間違いなしだね。


まぁ、約束なんて何もしてないけど。


「いや、デートでも…って思ってさ」


〝デート〟⁉︎


え、初…だよね!?


史音を見ると、手で顔を隠していた。


だけど指の間から見える赤くなった顔。


史音の真っ赤な顔なんて初めて見るかもしれない…。


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