続・銀髪姫と不良幹部
「…はっ?仕事はどうするんだよ」


いい手がありますのよ。


どうしてこの方法を思いつかなかったのかは別として。


「だから仕事は日曜日までに終わらしちゃったらいいのよ!」


それならデートにもいける!


仕事も早く終わるし、一石二鳥じゃん!


「でも依亜の負担になったりしないか?」


「史音は心配しすぎなのよ」


留学してた時も仕事を手伝っていたんだ。


これくらい大丈夫だもん。


これで倒れたりしたら、社長は務まらないしね。


「私は大丈夫。負担にはならないから。だからね、デートに行こう?」


ソバにいれるだけでも嬉しかった。


なのに留学が早まり、その幸せさえも失った。


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