ある男子高校生の恋愛事情


―ハァ…ハァ


「やっぱ三井先輩の練習はキッついな」

「疲れますね」



3人で床に寝転んだ

「山口、瀬戸」

「「何ですか?」」



「今度、一緒に3on3の大会出ない?」

「「出る!!」」


「言うと思った。
……絶対さ、楽しいと思うんだよね」



わーテンション上がってきた


「オレ、シュート練しよ」

「あ、僕もやります」




とまあ、それから2時間くらい体育館にいたワケで



――


「ごめん。つまんなかったよな」

「そんなことないよ。瀬戸くんの恋バナ聞けたしね」


帰り道。太陽は沈み続けながらも最後まで仕事を頑張っている


「なんか改めてカズくんのバスケ好きを確認したよ」

「………千夏」


聞いてもいいだろうか


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