『ダウト』

畑中 さとる(はたなかさとる)

布団にうずくまって、震えていた。



返り血があの服には、ついている。



ついにやってしまった。



あいつを殺した。



どうしよう?



死にたい…。



ブーブー…。



携帯。



そのメールの意味が、いまいちわからなかった。





生きようとする側と死のうとする側の対決ゲーム…?





ただ、僕は最後の言葉に惹かれて行こうときめた。






【畑中さとる君、胸の高鳴り合う殺し合いをやろうじゃないか。】






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