大切なものはあとから気がつく
~第1章~

生まれた時から





生まれた時からずっと君のそばにいる。


「栄助!むこうで鬼ごっこしているの、栄助も一緒にしよう。」


「無理無理、俺バスケの試合近いから練習しなきゃいけねーから。」


そう、彼が私の幼なじみの中村 栄助。


私は高橋 由衣。


いつも、栄助はバスケをしている。


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