Rain~不良彼氏~






「あ?」






あ……





「そんな女いいからうちらとはなそぉよぉ♪」




この子達は気づいてないんだろうか。




「そんな女、ねぇ…」

「てか、サボってみんなでどっか行こ…」

「つーか」




鬼神の声が低くなったことに。




「お前ら誰?」




笑いながらそう言う鬼神にギャルの顔色が変わる。


どこにこの男の地雷があったのかは分からないけどかなり不機嫌らしい。




「は、ひ、ひどくない?毎日一緒に…」

「知らねーけど」

「で、でも…」

「うるせぇなー…消えろって言ってんだけど?」




鬼神は笑ってるけど目が笑ってない。



やっぱりこの男は怖いと思った。




さすがのギャルたちも何も言えなくなったのか、私を一瞬睨んでから走り去っていった。




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