Rain~不良彼氏~






「じゃあね、アキラ」




そう言って立ち上がると




「ちょ、ダメだって!」




アキラが慌てたように私の腕を掴んだ。




「ちょ、何?」

「何じゃないよ。ミウ女の子なんだよ?」

「…分かってるけど」

「分かってないから」



なにが?


私、別に自分のこと男だとか思ったことないんだけど。




「とりあえず、もう少し待…」





―――――――ガチャ





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