Rain~不良彼氏~





なに?




あ、もしかして私を待ってたんじゃないの?


そうだとしたらすっごい恥ずかしい。
なんて勘違い女なんだ私。





よし、帰ろう。





まだなんの反応も示さない5人を横目に

私はカバンを手に取り教室を出ようとした。








「待てこら」






教室の扉に手をかけた瞬間だった。



後ろから、地響きのような



鬼神の聞いたこともない不機嫌な声が聞こえた。






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