Rain~不良彼氏~







終わったな。




そう思った。






所詮他人、そう言った瞬間の鬼神の顔が
見たこともないくらい怒りに満ちていたから。




「……っ、てめ」

「なに?もういいでしょ?飽きたなら捨てればいい」

「あ?」

「お互い元の生活に戻るだけ」




なんてことはない。


今までだってずっと一人だった。




寂しいなんて思わない。




居心地悪くはなかったけど



私は、一人でも大丈夫だ。




< 150 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop