Rain～不良彼氏～

「しかも！こーんな可愛い顔してるんだから」



いつの間にか私の横に来ていたユメは
そう言いながら私の頬をつんつんする。



「ちょっと…やめてよ」

「さらに！！僕らといるってことは、僕らのこと良くおもってないやつらに狙われてるってことなんだからね！」

「それは、最初にハルトに言われた」



そもそも私と鬼神たちが一緒にいる理由は
そこからだった。




「意味分かってる？」




少し困ったように笑いながら
ユメはそう言った。