Rain~不良彼氏~
「は?」
ちょっと待ってちょっと待って。
誰が誰の彼女だって?
「まぁリュウも男だったってことだな」
「ちょっと、待って………ください」
いきなり私が声を上げたせいで
みんな一斉にこっちを向く。
やっぱり見た目はバリバリすぎる。
思わず敬語になってしまった。
「あ、あの私…鬼神の彼女じゃない、んで」
恐る恐る出した言葉に
みんなが目を丸くする。
なに?私間違ったこと言ってないし。
しかも、ユメ。
あんたもなんとか言ってよね。