Rain~不良彼氏~
「え、じゃあハルト?」
また誰かがそう言った。
「違う、ていうか誰とも付き合ってない…です」
途端に静まり返る倉庫。
もうこれ以上言うことはないので黙り込む私。
え、なになにどういうこと的な感じで
戸惑ってる不良たち。
「もー君たちなに勘違いしてんの!ミウはみんなのものだから!」
やっと喋ったかと思うと
そんな意味分かんないことを言うユメ。
ていうか、私は誰のものでもない。
ていうか、物ではない。