Rain~不良彼氏~
「つーかミウ、お前しばらくいつも以上に気をつけとけよ」
色とりどりの頭が行き交うのを
ボーっと眺めている私に
いつになく真剣な顔のタイチ。
「ん〜」
「聞いてんのかよ…」
「ミウ!真面目な話!!」
引き気味に笑うタイチと
プリプリ怒ってるユメ。
言われてる張本人の私は
やっぱりどこかピンとこない。
ハルトにもユメにも
分かりやすく説明してもらったけど…
最初の一件以来危険なことなんて一度もない。