Rain~不良彼氏~





「ところで、体は動く?」



そう言われて気づいた。




別に手も足も縛られている訳じゃないのに
体が重くて、自力で起き上がることは無理そうだ。



「な、に……したの……」



声も掠れたようにしかでない。



「さぁ?アンタを連れてきたのは俺でも俺の仲間でもないし」

「ど…ゆう…」

「たまたまアンタに恨みある女と俺に媚び売ろうとする男が手組んだみたいだよ?」




あのギャル軍団が私に何かしたくて
あの男たちと手を組むところまでは想像がつく。




だけど、私を連れ去った男たちと
目の前のこいつはなんの関係もないって?



じゃあこの男、一体何者?




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