Rain~不良彼氏~
「おい、いつまで遊んでんだ」
いきなり響いたその声に
私の上に居た男が動きを止めた。
「なんだよ、良いとこなんだけど」
「時間だ、鉢合わせるぞ」
「ちっ、仕方ねぇな」
「あとお前、喋りすぎ」
扉のすぐそこに居るであろう
もう一人の男とそんな会話をした後
「〜っ!」
もう一度、私の首に顔を埋めた男。
その後すぐ鈍い痛みが走った。
「リュウがどんな反応するか楽しみだな」
そう言って立ち上がると
ゆっくりと扉の方へ歩いていく。
「じゃあなミウ、続きはまた今度だ」
そんな言葉を残して男は消えた。