Rain~不良彼氏~
薬とか平気で使っちゃうような
ヤバイ奴らに狙われるなんて怖すぎる。
そう思うのも本音。
なのに、
「逃げない、アンタこそ……私のこと、投げ出さないでよ」
私は何故かそんなことを
口にしていた。
それを聞いた鬼神は
一瞬驚いた顔をしてから
やっといつもの様に笑った。
「当たり前だろ」
ドキドキ、ドキドキと
変わらず嫌な音を立てる心臓。
このままでは止まってしまうんじゃないか。
そう錯覚させるほどだ。
てゆうか、話流された?
あの男の話から無理やり
そらされたよね?