Rain~不良彼氏~





「リュウ、状況的にもミウに話した方がいいんじゃねぇの?」




だれも言葉を発さないなか
淡々と喋るのはハルト。




「もう充分巻き込んでる。これ以上話さねぇのはかえって危険だぞ。分かっただろ、今の"あいつ"は何するか分からねぇ」




沈黙が流れる。


この部屋には私をはじめ
6人もいるとゆうのに
ハルトの言葉に誰も返事をしない。





それ程、こいつらにとって
"あいつ"ってゆうのが
大きい存在なんだろうか。





分からない。










何も分からないのは、もう嫌。





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