Rain~不良彼氏~
一人取り残された私は
ハルトの言葉がやけに耳に残っていた。
「……お前のことって」
鬼神が私のこと色々考えてる?
いや、そもそも私のこと全然
考えてくれてないじゃん、とか
思ってるわけじゃないよ?
普段から超がつくほど
過保護な鬼神。
むしろ考えすぎでしょって
くらい考えてもらってる。
それは私だってもちろん分かってる。
私が言いたいのはそういうことじゃなくて、
これだけ一緒にいても
まぁ、そんなに日はたってないけど…
みんなが知っていることを
話してもらえない私は
それほど信用されてないの?ってこと…