Rain~不良彼氏~




しばらく3人の間に沈黙が流れる。




「つか、ここ離れようぜ。コイツ起きたら面倒だし」




そう言ったのは銀髪。




「……立てない」

「あ?」

「だから、立てない」




そう言ったのは私だった。



すると金髪が近づいてきて

投げつけられたままだったコートを私に羽織らせた。




「…お前、こんな時も泣かねーのな」





小さく呟いて、私を抱き上げた。





< 49 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop