Rain~不良彼氏~





「助けてもらったことは、感謝してる。どうもありがとう」

「「………」」

「アンタは私が襲われたのは自分のせいって言ったけど…」




そもそも最初に絡まれたのは私。

あんな時間にコンビニに行ったのも私。



つまり、あんなことになった原因を作ったのは私なんだ。


コイツは、毎回ただ助けてくれただけ。




「なんだよ?」

「……とにかく、もう大丈夫だから」

「あ?」

「私、帰るから」




無理矢理話を終わらせて、私は2人の横を通り過ぎようとした。






< 61 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop