Rain~不良彼氏~
部屋から出て階段を降りた。
ここ2階だったんだ、なんて思った次の瞬間
私の思考はストップした。
「みなさんお帰りですか?」
「おつかれーっす」
「お気をつけて」
本当に頭イカれてんじゃないのってくらい色とりどりの頭をした見るからに一般人ではない男たち。
バイクをいじったり、ゲームをしたり…
そんな男たちが私たち、っていうかコイツらに挨拶をする。
チラチラと視線を感じるものの、そのヤンキーたちは私を見て何か言う様子はない。