マリの毎日
スカッ……


「あれ……?」


マリはあまりの手ごたえの無さによろめきました。


「はっ! あんたなんかの平手が、私の頬に触れられるとでもお思い!?」


さっきいたはずの場所から数センチだけ離れたところで、ルイコは仁王立ちをしていました。

ていうか、キャラ違くね?


「くそう……」


額にじっとり汗を滲ませるマリ。

そこは悔しがるところなのだろうか。


「おお……! 凄まじい女の戦いだ……!」


なぜかエキサイティングっちゃってるヨシ君。

そんなに凄まじくもない気はしませんか。


「私に勝とうなんて、10年早いわよ!」

「うう……あれ? 10年ってことは、私24になったらルイコに勝てるの……?」


どうでもいい問答は置いといて。


ワリ君は3人の様子を見て、何かを思いついたらしく、目をキランと輝かせました。



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