マリの毎日
「はい! 注目! アテンションプリーズ!」


いきなり手を打ち鳴らし、3人の気を引こうとするワリ。やっぱ神経やられてる。


「何よ! あんたは黙ってなさいよ!」


今にも噛み付かんばかりのルイコ。


「黙ってるわけにはいかねえ。ルイコがかかってるからな。女の戦いで決着がつかないなら、ヨシ! 俺と勝負だ!」

「え!? 俺!?」

「逃げるのか?」

「まっ……まさか!」

「じゃあ、勝負だ!」


これまたありきたりな手法でのせられちゃったヨシ君。
将来、ボケてからオ○オ○詐欺とかに引っかからないか心配ですね。

両者共睨み合い、火花を散らしております。


「あれ、ところで……何で勝負を……」


マリのもっともなご意見。


「おおそうだった。そんじゃあ……よし、ヨシ! あーややこしいな。ヨシ! あ、今のは名前な。ヨシ、指相撲で勝負だ!」

「指相撲……!?」


ややこしい名前のヨシ君、もちろん女の子かけた戦いで指相撲をやることになるとは思いもよらず、ちょっとあせあせ。


「それでいいか!?」

「ワリのセンスはよくわからねえが……わかった!」


さあ、女の子をかけた世紀の戦い、いざスタート!



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