マリの毎日
「「…………」」


ただいま夜道を、家へと辿っているところ。きまずーい、沈黙の空気。


(このまんま、ヨシ君とこんな関係だなんて、耐えられないわ!)


マリは口を開きました。しかしこの空気何が原因って、満場一致でマリちゃんです。


「ヨシ君っ……さっき怒ってくれて、ありがと。ルイコには言い過ぎた……」

「……いや、俺が口出しすることじゃなかったよ。ごめん。それと、あん時、別にルイコをかばって言ったわけじゃねーんだ。俺……マリ、お前のこと……好きだからっ……」

「えっ!? ……私、嫌われたと……」


その途端、きゃあー! ヨシ君、マリを抱きしめて……顔を近づける……


しかし、マリピンチ!


(どえっ!? えっ!? ちょっ、まっ……なんか今、だっ……は、鼻がむずむず……)


そんな衝撃のシーンを、茂みから見守っている、怪しい人影が1つ……
その手にはカメラが!

ピカッ……フラッシュが暗闇に光る……


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