マリの毎日
その次の日、何事もなかったのようにいつも通り(無駄にラケットを持って)学校へ向かうマリ。

教室に入った途端……なんだかみんながマリの方を見ています。


自意識過剰?


いえいえそんなことはありません。ただならぬ様子で、ひそひそと噂話をしている様子。


(え……私何かしたっけ……)


あんたのことだから、知らないうちに恨みかうようなことしてそうですけどね。


「マリ!」


そんな空気の中突然、ワリ君が飛び込んでいきました。他クラス進入ーピピーッ


「ワリ君!? どうしたの? おはよー」

「おはよーじゃねえ空気読め! いいから、とにかく来い!」


ワリに言われちゃおしまいですよ。

言われるままマリはワリについていきました。何やら、人だかりが見えます。


ざわめいている生徒のみなさんの視線を釘付けにしているのは、新聞部が週2で発行している、壁新聞でした。今回の新聞は大人気のようですが……


”激写!!よるの密会”


でかでかと書かれたタイトルの下に張られていたのは……


「この写真って……私とヨシ君……!?」

「やっぱり……」


ワリはため息を吐きました。生意気ー。


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