マリの毎日
「お、おも……」
中庭のおもたーい先代の校長の銅像を持ち上げているのは、マリとヨシ。
委員会の仕事です。同じクラスなんかーいとか、そんな細かいことは考えちゃだめです。
「もうちょっと頑張ろう……」
おふたり真剣にやっているところへ来たのは、鼻息荒いルイコ。
「……マリ……まさか、あんたが……?」
「はえ?」
キノはというと、カメラを握り近くの茂みに隠れていました。
修羅場写真を撮るのが目的のようです。
「昨日のことよ! 説明もなしに……」
「えーっと……ね、うん、見ての通り」
2人ではげのおっさんの銅像持ち上げて何が見ての通りなのかはよくわかりませんが。
「……そのようね」
何がそのようなのかもわかりませんが。
「はあーちょっと休憩」
「マリ!」
マリが銅像を下ろした瞬間ヨシが名前を呼びました。
その時ちょうど、くちびるが触れちゃいました。見せつけちゅー! きゃー!
「なっ……(゚Д゚)……」
もーほんとに間近で見てしまったルイコはひっくり返っちゃいました。
実は純情おーとーめ!
「おらっ! 捕まえた!」
その時茂みから、聞き覚えのある声が。
3人が振り向くと、そこの茂みにいたのはワリと、ワリに首根っこをつかまれたキノ。
まるで野良猫。いいえ、野良キノコ。
「ふっ……ふふふふふ……」
……どこからか、不敵な笑みが聞こえます。
中庭のおもたーい先代の校長の銅像を持ち上げているのは、マリとヨシ。
委員会の仕事です。同じクラスなんかーいとか、そんな細かいことは考えちゃだめです。
「もうちょっと頑張ろう……」
おふたり真剣にやっているところへ来たのは、鼻息荒いルイコ。
「……マリ……まさか、あんたが……?」
「はえ?」
キノはというと、カメラを握り近くの茂みに隠れていました。
修羅場写真を撮るのが目的のようです。
「昨日のことよ! 説明もなしに……」
「えーっと……ね、うん、見ての通り」
2人ではげのおっさんの銅像持ち上げて何が見ての通りなのかはよくわかりませんが。
「……そのようね」
何がそのようなのかもわかりませんが。
「はあーちょっと休憩」
「マリ!」
マリが銅像を下ろした瞬間ヨシが名前を呼びました。
その時ちょうど、くちびるが触れちゃいました。見せつけちゅー! きゃー!
「なっ……(゚Д゚)……」
もーほんとに間近で見てしまったルイコはひっくり返っちゃいました。
実は純情おーとーめ!
「おらっ! 捕まえた!」
その時茂みから、聞き覚えのある声が。
3人が振り向くと、そこの茂みにいたのはワリと、ワリに首根っこをつかまれたキノ。
まるで野良猫。いいえ、野良キノコ。
「ふっ……ふふふふふ……」
……どこからか、不敵な笑みが聞こえます。