マリの毎日
「うん、ありがとおー」

「それじゃあ、試合、
頑張ってなーなーなーなー……」←エコー



「あー……あの時の笑顔にはやられたあ……(ノ∀`*){キャァァァ~)」


ただ今マリさん、自分の部屋にいます。
回転椅子に座ってぐるぐるやりながら、1人思い出しエロ笑い中。あ、怪しい……


「なんとしてでもルイコには負けらんねーずら!」


気合い入りすぎて方言が……
マリてぃどこ出身?

おもむろに立ち上がり、力強くガッツポーズ。





――翌日――


気合い十分でテニススクールへ。

ジュニア大会の前に、練習試合があると発表されました。

いやいやながらもルイコと一緒に、ドローを見に行きます。なぜかとゆーと、ヨシ君にペアと仲も良くねーのかと思われたくないから。

仮にも好きな人、そんな人だったら幻滅するだろ。やっぱマリちゃん、妄想族。


「見えないなあ……」

「どきなさいよおちび!」

「おちびってルイコも変わんないじゃん!」

「何言ってんの、1.5cmも違うわよ!」

「あ! 見えた! ……1回戦の相手、ヨシ君達なんですけどおおお!?」

「ちょっと待ってよ……ヨシの前衛って……」

「前衛……? ヨシ君の前衛って、ワリとかいう人? ……あ、ルイコの元カレか!」


……なんというか、イメージ通りの人付き合いをしてそうです、ルイコさん。

ルイルイ、更なる好感度ダウンの予感。

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