マリの毎日
その頃マリはヨシのケータイを無理やり奪っておりました。
「ワリっ!? あのさ、……とりあえず、ちょっと来て!」
*
ルイコはマリに言われた通り、辺りをぶらついていました。
角を曲がって休憩コーナーへ辿り着いた時……
「……ワリだわ……」
何か、話し声が聞こえてきます。
「え……おお、わかった。おう。で、今マリどこにいんだ?」
(マリ……!? 話し相手はマリなの!?)
ワリは電話を閉じるとエスカレーターで去ってゆきました。
「……マリ、嘘でしょ……?」
ルイコは崩れ落ちます。
「そんな……まさか、マリとワリが逢引きを……!? いやいやいや、落ち着け私……そーよ、マリはそんな子じゃないわ。……でも、だったらどうしてマリはいなくなったの? ワリに会いに行ってるからなんじゃないの?」
ルイコは自問自答を繰り返します。
ごっちゃごっちゃと考えを巡らせているうちに、思考能力がキャパオーバーしてしまいました。
「っっもう! わけわかんないのよっ!」
とうとうぷっつんです。
ああ……ルイコちゃん仮にも女の子なんだから、そんなにどたばた走り回ったら……と、なぜかルイコはエスカレーターに乗って下の階へ降りていきました。
地下は食料品売り場。
……まさか!?
「うがー! ぜーんぶ食べ切ってやるーうーっ!」
試食のヤケ喰いをしています。
こういうやつは公共の場に放置しちゃだめです。良い子はマネしないでね。ほんとに。
「ワリっ!? あのさ、……とりあえず、ちょっと来て!」
*
ルイコはマリに言われた通り、辺りをぶらついていました。
角を曲がって休憩コーナーへ辿り着いた時……
「……ワリだわ……」
何か、話し声が聞こえてきます。
「え……おお、わかった。おう。で、今マリどこにいんだ?」
(マリ……!? 話し相手はマリなの!?)
ワリは電話を閉じるとエスカレーターで去ってゆきました。
「……マリ、嘘でしょ……?」
ルイコは崩れ落ちます。
「そんな……まさか、マリとワリが逢引きを……!? いやいやいや、落ち着け私……そーよ、マリはそんな子じゃないわ。……でも、だったらどうしてマリはいなくなったの? ワリに会いに行ってるからなんじゃないの?」
ルイコは自問自答を繰り返します。
ごっちゃごっちゃと考えを巡らせているうちに、思考能力がキャパオーバーしてしまいました。
「っっもう! わけわかんないのよっ!」
とうとうぷっつんです。
ああ……ルイコちゃん仮にも女の子なんだから、そんなにどたばた走り回ったら……と、なぜかルイコはエスカレーターに乗って下の階へ降りていきました。
地下は食料品売り場。
……まさか!?
「うがー! ぜーんぶ食べ切ってやるーうーっ!」
試食のヤケ喰いをしています。
こういうやつは公共の場に放置しちゃだめです。良い子はマネしないでね。ほんとに。