マリの毎日
『すっ……好きだーっマリーっ!』
唖然としている店員を尻目にワリは続けます。
『おっ……お前のその強がりだけどでも本当はすごく寂しがりやなところとか、顔とか、テニスを愛してるところとか、顔とか、実は友達想いの超いいやつなところとか、顔とかが、むちゃくちゃ好きだ!
前はちくわ派かかまぼこ派かでけんかして別れちまったけど、俺、かまぼこ好きになるから……! 絶対、大切にするから……。つき合ってくれ!』
きゃーっ! ワリ君素敵ー!
と、言いたいところなのですが、またこいつも重大なミスをおかしてしまったようです。
さて、振り返ってみましょう。
『好きだーっマリーっ!』
マリですか。なぜここでマリですか。ルイコとマリをどうやって言い間違えるんですか。
さて、これに気づいていないワリ。
ほっとため息をついています。
その頃、仲良くなったかわいくないマリと優しいヨシ君はというと。
『好きだーっマリーっ!』
「へっ!?」
「ああ!?」
驚くマリの横では怒り顔のヨシ君。
「ワリのやつ、実はマリを狙っていたのかあああ!?」
かっこよく、優しいヨシ君の唯一の欠点はおばかなこと。
噂によると成績もアレらしいです。
これさえなけりゃ王子さまな設定なのですけどね。
「って違うよ! ヨシ君! ワリったら勢い余って呼び間違えたんだよ!」
「そっそうなのか!?」
「と……とりあえず、インフォメーション行こ!」
そしてそして、一番重要なルイコさんはというと。
『好きだーっ』
「へっ? あたし? もーワリったら……『マリーっ!』……はあああ!?」
『おっ……お前の……(略)』
「何でやねーん!」
ルイコは落としたウインナーを拾い上げ
「3秒ルールじゃあっ!」
と叫びながら再びヤケ試食を始めるのでした。
唖然としている店員を尻目にワリは続けます。
『おっ……お前のその強がりだけどでも本当はすごく寂しがりやなところとか、顔とか、テニスを愛してるところとか、顔とか、実は友達想いの超いいやつなところとか、顔とかが、むちゃくちゃ好きだ!
前はちくわ派かかまぼこ派かでけんかして別れちまったけど、俺、かまぼこ好きになるから……! 絶対、大切にするから……。つき合ってくれ!』
きゃーっ! ワリ君素敵ー!
と、言いたいところなのですが、またこいつも重大なミスをおかしてしまったようです。
さて、振り返ってみましょう。
『好きだーっマリーっ!』
マリですか。なぜここでマリですか。ルイコとマリをどうやって言い間違えるんですか。
さて、これに気づいていないワリ。
ほっとため息をついています。
その頃、仲良くなったかわいくないマリと優しいヨシ君はというと。
『好きだーっマリーっ!』
「へっ!?」
「ああ!?」
驚くマリの横では怒り顔のヨシ君。
「ワリのやつ、実はマリを狙っていたのかあああ!?」
かっこよく、優しいヨシ君の唯一の欠点はおばかなこと。
噂によると成績もアレらしいです。
これさえなけりゃ王子さまな設定なのですけどね。
「って違うよ! ヨシ君! ワリったら勢い余って呼び間違えたんだよ!」
「そっそうなのか!?」
「と……とりあえず、インフォメーション行こ!」
そしてそして、一番重要なルイコさんはというと。
『好きだーっ』
「へっ? あたし? もーワリったら……『マリーっ!』……はあああ!?」
『おっ……お前の……(略)』
「何でやねーん!」
ルイコは落としたウインナーを拾い上げ
「3秒ルールじゃあっ!」
と叫びながら再びヤケ試食を始めるのでした。