マリの毎日
第3話マリとクッキング
――数日後の昼下がり。
「……マリ、ごめん。あたし、何したか覚えてないけど、ごめん」
場所はルイコの家。
真顔で平謝りのルイコに対し、マリはにっこにこです。
「いいよいいよ。さ、初めよっか」
「だから、ごめん。あたし……何、言ったわけ?」
ルイコの戸惑いは、マリのお荷物を見ることで理解できるでしょう。
スーパーの袋からマリが取り出した物は、かまぼことちくわ、そして、チョコレートでした。
「何って、ほら、仲直りのために。ついでにもーすぐバレンタインじゃんっ!」
この件に関してルイコに非はありません。
全てはマリの四次元脳みそが……。
呆気にとられたルイコとマリの不思議cookingすたーと★(やけくそ)
――――
「ねー……切れないよー。ルイコー。ま、いっか、ちぎっちゃえ」
ぶちり。
「ちょっとマリ! ちくわぐらい切ってよ、ちゃんと!」
言いながらストトトトトと華麗な包丁さばきを披露するルイコ。
ルイコはかまぼこ担当のようです。
……かま担。
「よし、詰めるわよ」
「うん!」
美しい切断面のかまぼこは、醜い切断面を見せるちくわの穴の中に、意外なほどすっぽりと収まりました。
「きゃーこれならあたしも食べられるわっ」
「よかったね、ルイコ!」
「ありがと、マリのおかげよー……なんて言うとでも思っとんかーい!」
ばしいっ、とマリの頬にハリセンがヒットしました。
ノリ突っ込みですか。ノリの部分長くないですか。
てゆーかそのハリセンは、いずこから?
「……マリ、ごめん。あたし、何したか覚えてないけど、ごめん」
場所はルイコの家。
真顔で平謝りのルイコに対し、マリはにっこにこです。
「いいよいいよ。さ、初めよっか」
「だから、ごめん。あたし……何、言ったわけ?」
ルイコの戸惑いは、マリのお荷物を見ることで理解できるでしょう。
スーパーの袋からマリが取り出した物は、かまぼことちくわ、そして、チョコレートでした。
「何って、ほら、仲直りのために。ついでにもーすぐバレンタインじゃんっ!」
この件に関してルイコに非はありません。
全てはマリの四次元脳みそが……。
呆気にとられたルイコとマリの不思議cookingすたーと★(やけくそ)
――――
「ねー……切れないよー。ルイコー。ま、いっか、ちぎっちゃえ」
ぶちり。
「ちょっとマリ! ちくわぐらい切ってよ、ちゃんと!」
言いながらストトトトトと華麗な包丁さばきを披露するルイコ。
ルイコはかまぼこ担当のようです。
……かま担。
「よし、詰めるわよ」
「うん!」
美しい切断面のかまぼこは、醜い切断面を見せるちくわの穴の中に、意外なほどすっぽりと収まりました。
「きゃーこれならあたしも食べられるわっ」
「よかったね、ルイコ!」
「ありがと、マリのおかげよー……なんて言うとでも思っとんかーい!」
ばしいっ、とマリの頬にハリセンがヒットしました。
ノリ突っ込みですか。ノリの部分長くないですか。
てゆーかそのハリセンは、いずこから?