あの花のように
第二章

サッカー観戦


「あーつーいー…」


夏休みに入って2週間くらい経った。


毎日毎日照りつける太陽。


そして、余計暑さを増させるような


セミの声。


里奈の家で勉強してるんだけど…


「あーつーいー…」


「もー!うるさいなあ。葵のその言葉のせいで暑さが増すんですけど」


私の10回目くらいの“あつい”の言葉に


とうとうきれられた。


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