あの花のように

私がクレープを食べていると



「ひまわり…ついてる」



「え?」



すると、なっちゃんの顔が近づいてきて



「うまいなっ…」



私の唇についていた生クリームを舐めた。



「な、なっちゃんっ」



「ひまわり顔赤いぞ~」



「なっちゃんだって!」



「俺のは花火の光のせいだよ」



そう言って花火を見上げているなっちゃんの顔を私はずっと見ていた。





─ずっとこの幸せが続きますように
< 56 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop