キミの記憶。
そして、帰り道。

「ああー!楽しかった♪」
「だな!」

二人で、子供みたいにはしゃぎながら歩いていると、
少し細い道に出た。

すると、駿は。

「姫香・・・・」

あ・・・キス・・・・・。

この前を思い出す、駿が、他の子とキスしているところを・・・。

「っめて・・・!やめて!!!」

「えっ?」

もう聞こう。聞くしかない。

「なんで・・・どうして、私にキスするの!?」

「えっ、なんでって、姫が好き・・・」

話している途中で私がその言葉をさえぎった

「嘘でしょ!?他の子とキスしてたぢゃない!」

「あ、あれは違うんだよ!」

「もういい」

言葉を吐き捨てて、気付いたら走り出していた。


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