キミの記憶。
第一章、プロポーズ。

「姫香ーちゃんとお弁当もったー?」

月曜日の朝、お母さんが私に向かって言ってきた。

「持ってるー!ぢゃ、いってきまーす」
「いってらっしゃい」

そして、外に出ると玄関の前で駿斗が待っていた。

駿はすごくモテるし

私の通ってる花園中学で、一番にモテる。

ちなみに、私は中学3年生。

私は駿と幼馴染。
私は、駿が好き。

一緒に学校に行けるなんて、
なんだかとっても幸せな気分だなー♪

まあ、いつものことなんだけどね笑
「おせーよ」
「えへへ、ごめんごめん」

私たちは、いつものように他愛もない会話をしながら学校に行った。


< 2 / 51 >

この作品をシェア

pagetop