キミの記憶。
「さ、誘ってない!」
「ったく、いちいちかわいいんだよ」
「な、なによ!//」
「まあ、ちょっと話そうぜ」
「う、うん」

私たちは、近くのコンビニのベンチに座った。

「はあー」

私がため息をつくと。

「幸せ逃げるぞ」
「えー、逃げない」
「とか言うけど、まじで逃げるぞ」
「逃げないもん!駿がいてくれるだけで幸せだから」
「・・・。」

駿は、黙ってしまった。

どうしたんだろう・・・?

「駿・・・どうしたの?」
「・・・ん、あ、いや別に・・・」

私には、何か隠し事しているように思えた。

だって、幼馴染だもん。

小さいころからずっと一緒にいれば、
それくらいお見通しだよ。

「・・・そっか。」
「なあ姫香あ」
「ん?なに」
「俺たち、さ」

嫌な予感がした。
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