恋色涙~君たちの恋~
次の日。
私は携帯の着信音で目覚めた。
「……なに……?」
私は目の前の携帯を取ろうとして
「ウギャッッ!!!!!!!!!!!!」
ドッシーーーーン!!!!!!!!!!!!
床に落ちました。
「いたたたー…て、携帯は?あ、あった。」
携帯は枕の隣に落ちていた。
メールが着ていてライトがチカチカと点滅している。
誰かな?
そう思ってメールボックスを開と。
「かなみだ。」
かなみだった。
昨日のことが頭に浮かんでくる。
あんなに取り乱したかなみを見るのは初めてだった。
とてもとてもメールが気になって仕方がなくてすぐにメールを開いた。
《さよ。昨日はごめんねそしてありがとう。実は、さよとあの先輩をみてて昔のこと思い出しちゃったんだ…。本当にごめんね。今日話したいことがあるので、さよの家に迎え行くね。》
と書いてあった。
やっぱり何か辛いことがあったのだろう。
私とこうた……
ドキン。
「え………」
なぜか胸がドキドキする。
頭の中がこうたでいっぱい。
かなみのこと考えていたのに、一瞬でこうたでうまる。
〈さよは違う気持ちもあるみたいね……〉
かすかに聞こえたかなみの言葉を思い出した。
もしかしてもしかして!?
私のドキドキは収まらなかった。