恋色涙~君たちの恋~

 次の日。

 私は携帯の着信音で目覚めた。

 「……なに……?」

 私は目の前の携帯を取ろうとして

 「ウギャッッ!!!!!!!!!!!!」

 ドッシーーーーン!!!!!!!!!!!!

 床に落ちました。

 「いたたたー…て、携帯は?あ、あった。」

 携帯は枕の隣に落ちていた。

 メールが着ていてライトがチカチカと点滅している。

 誰かな?

 そう思ってメールボックスを開と。

 「かなみだ。」

 かなみだった。

 昨日のことが頭に浮かんでくる。

 あんなに取り乱したかなみを見るのは初めてだった。 

 とてもとてもメールが気になって仕方がなくてすぐにメールを開いた。

 《さよ。昨日はごめんねそしてありがとう。実は、さよとあの先輩をみてて昔のこと思い出しちゃったんだ…。本当にごめんね。今日話したいことがあるので、さよの家に迎え行くね。》

 と書いてあった。

 やっぱり何か辛いことがあったのだろう。
 
 私とこうた……

 ドキン。  

 「え………」

 なぜか胸がドキドキする。

 頭の中がこうたでいっぱい。

 かなみのこと考えていたのに、一瞬でこうたでうまる。

 〈さよは違う気持ちもあるみたいね……〉

 かすかに聞こえたかなみの言葉を思い出した。

 もしかしてもしかして!?

 私のドキドキは収まらなかった。

 
< 11 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop