恋色涙~君たちの恋~
「さよ?まず俺の部屋行こ」
そう言って私はこうたの部屋に入った。
こうたの部屋は広くて多分12畳ぐらい。
おっきなベッドと勉強用の机。そして丸い机。本棚が置いてあった。
青と白の綺麗な部屋で羨ましいなと思った。
ギュッ。
「え?」
そんなことを考えていると後ろからこうたに抱きしめられた。
こうたは私よりおっきくて抱きしめられるとすっぽり包まれるかたちになる。
「こ、こうた?」
体の触れる部分からこうたの鼓動が伝わってくる。
とても早くてあったかい……。
「さよ……俺……さよがずっとずっと好きだった。」
ドキンッッ!!!!!!!!!!!!
心臓がドキドキし始めた。
こうたが私を好き?
こうたも私を好き?
「小さい頃からずっと好きだった。もちろん今もすっげー好き。俺と付き合ってくんない?」
嬉しくて嬉しくて泣きそうだった。
私もこうたが好きだから。
「私もこうたが好き。」
そう言うとこうたは私を抱きしめる手に力を入れた。
苦しさより嬉しさが込み上げてくる。
こうたが好き。大好き。
「さよ…キスしたい。」
ドキドキ///
いきなりこうたに言われたことに体中が熱くなる。
でも…私もしたい。
「さよも。」
そう言って自然に重なり合う唇。
私のファーストキスは大好きな人。