恋色涙~君たちの恋~
こうたside
俺は神田康太。
この高校の二年生だ。
今年の新一年は何気に元気。
そしてその中に………
俺のす…………知り合いがいる。
その子とは小さい頃良く遊んでた。
でも俺の親の都合で離れ離れになった。
多分あの子のことだから忘れてるだろうな。
「こうた聞いてんのか~ってまえまえ!!!!!!!!!!!!」
ゴッツン!!!!!!!!!!!!
ドテン。
俺は誰かとぶつかった。
「いっ………て。」
相手は女子だったのだろう。
パニくってる。
「たたた……って、わぁ!大丈夫ですか!?」
ドキン。
心臓が高鳴った。
さよだ。
会えた。さよにあえた。
でも……さよは俺に気づいてない。
無理もないか。
名字かわったしな。
「あはは……きみだいじょうぶ?俺の不注意で………怪我してない?」
そう言って立ち上がるとさよとの身長差が何気にあった。
てか……
上目遣い禁止だろ////
可愛いすぎて赤面する///////////
「あ、だ、大丈夫です!」
またパニクってるさよ。
なにもしねーぞ?
「大丈夫なら良かった。俺は神田康太よろしくね、さよちゃん。」
「こうた一年にナンパかよ~」
そんな隼人の声が聞こえた。
「ナンパなんかしねーよ。じゃあね。」
そう言って俺はこの場から離れた。
正直ナイスタイミングだったな。
俺は走って隼人の背中を叩いた。
さよは思い出してくれるのかな……?