恋色涙~君たちの恋~
告白。
食堂での出来事は本当に本当に驚いた。
あのこうたがこんなにイケメンになっていたなんて……
匂いも何もかもが変わっていた。
抱っこされたときの体のかたさとかも……
男子と女子って違うんだなって思った。
「さよ……話聞いてる?」
「あ…ご、ごめん!」
こうたのことで頭がいっぱいだった。
「さよがあの人に抱っこされてたの見てびっくりした。あの人とはどんな関係?」
ドキン。
なぜか胸が高鳴った。
なにこの気持ち。
「え、えっとね……ち、小さい頃からの知り合い………」
なぜかドキドキしてうまくいえない。
「ふーんそう。さよは違う気持ちもあるみたいね……」
「え?今なんて?」
「なんでもな~い。授業はじまるからいこ。」
そう言ってかなみは走って行ってしまった。
かなみ怒ってた???
少しムッとしてたかも。
そんなかなみはスッゴく可愛い。
キーンコーンカーンコーン
げっ!や、やばい!
私はかなみを追って走った。