あの日
「大丈夫か?とりあえず、うちに来いよ…。」
三上、優しいんだね。知らなかったよ。
「家、すぐそこだし。立てるか?」
「大丈夫…。わたし帰れるから。ありがとう。」
今の私には、こんな状態でもシュウ以外の男の家には行けないよ…。
ごめんね、三上。ありがとう。
「お、送るよ。心配だから…。」
「大丈夫。一人で帰れる。ごめんね。じゃあね、また明日。」
「明日、学校来れるか?」
「うん…。」
「そっか。元気、だせよ!じゃあな。」
「ありがとう。じゃあね。」
下を向いて帰った。