Mein Schatz
――夜
先生を想うと胸が苦しくなって涙が出てきた。
(私どうしちゃったのかな?)
でも、薄々気づいていた。
これは"恋"だと…
先生が好き。大好き。
それだけでなんにもいらなくなるくらい。
そして、それだけで"生きていてよかった"と思えるくらい──
でも先生は医者だし、きっと他に素敵な人がいるにちがいない。
でももう隠したりできるような簡単なものではなかった。
だからね先生、私先生が好きだから、
言葉にできないほど大好きだから
あなたと最高の夏を過ごしたい──