死の神と一輪の花
第2話『いつもと違う』
翌朝俺はいつもと違う感覚で学校へと向かう。この気持ちは何なのだろう。
あの子は誰なんだろう。篠宮 花乃って言ったっけ..独りぼっち..俺と同じ..何処のクラスかも分からない。俺は何も知らないあの子の事を気になっていた。なぜこんなに気になるのだろう。
俺は初めて人を気になった。もっとあの子を知りたい。この想いは恋なんかではなくただ単純にあの子の事を知りたいだけだった。もしかして自分と同じ様な人を見つけて自分が独りじゃないと思いたかっただけなのかもしれない。
放課後またあの花の前にあの子は居た。
隼人: また来てたんだな
花乃: 隼人君も来たんだね あの..隼人君って呼んでもいいかな?..もう勝手に呼んじゃったけど
隼人: ああ..いいよ じゃあ俺も花乃さん..じゃあちょっと呼びにくいから花って呼んでもいいか?
花乃: 花..良いね!花!可愛いし!
隼人: ところで花?いつもここに来てるのか?
花乃: うんん昨日初めて来た そしたらこのお花を見つけて隼人君と会ったの
隼人: 家ここから近いのか?
花乃: ちょっと遠い..かな..あっちの方
と、花は指を山の方に指す
隼人: あっち..って反対方向じゃないかっ!!なんでこんな所まで来たんだ?!
花乃: 私には帰っても居場所なんかないんだよ..
と花は聞こえるか聞こえないかの声で言った。
隼人: えっ..!?
俺が言葉を言い切る前に花は話始めた
花乃: 何でもない!!気にしないで!! 何て言えばいいかな?自分探し?もしかして隼人君に会う為に来たのかもね
と、花は頬を赤くして笑顔で言った。
『俺に会いに..』まさかな と、俺は思いながらなんとなく道端のあの花が目に入った
『もしかしてお前が俺達を会わせたのか?まさかな..』
隼人: あのさ..また会えるかな?
花乃: うん!!また会おう!!
そう言うと花はさっきにも増した笑顔で答え、またねと言って去って行った。
辺りはもう夕日が照らしていた。
また今日も何も聞けなかった。帰っても居場所が無い..どういう事だろうか..
俺はこうしてだんだんいつも感じていた「いつも」から少しずつ離れていく感じが嬉しくてまたあの子に..いや..花に会いたくなっていったのだった。
あの子は誰なんだろう。篠宮 花乃って言ったっけ..独りぼっち..俺と同じ..何処のクラスかも分からない。俺は何も知らないあの子の事を気になっていた。なぜこんなに気になるのだろう。
俺は初めて人を気になった。もっとあの子を知りたい。この想いは恋なんかではなくただ単純にあの子の事を知りたいだけだった。もしかして自分と同じ様な人を見つけて自分が独りじゃないと思いたかっただけなのかもしれない。
放課後またあの花の前にあの子は居た。
隼人: また来てたんだな
花乃: 隼人君も来たんだね あの..隼人君って呼んでもいいかな?..もう勝手に呼んじゃったけど
隼人: ああ..いいよ じゃあ俺も花乃さん..じゃあちょっと呼びにくいから花って呼んでもいいか?
花乃: 花..良いね!花!可愛いし!
隼人: ところで花?いつもここに来てるのか?
花乃: うんん昨日初めて来た そしたらこのお花を見つけて隼人君と会ったの
隼人: 家ここから近いのか?
花乃: ちょっと遠い..かな..あっちの方
と、花は指を山の方に指す
隼人: あっち..って反対方向じゃないかっ!!なんでこんな所まで来たんだ?!
花乃: 私には帰っても居場所なんかないんだよ..
と花は聞こえるか聞こえないかの声で言った。
隼人: えっ..!?
俺が言葉を言い切る前に花は話始めた
花乃: 何でもない!!気にしないで!! 何て言えばいいかな?自分探し?もしかして隼人君に会う為に来たのかもね
と、花は頬を赤くして笑顔で言った。
『俺に会いに..』まさかな と、俺は思いながらなんとなく道端のあの花が目に入った
『もしかしてお前が俺達を会わせたのか?まさかな..』
隼人: あのさ..また会えるかな?
花乃: うん!!また会おう!!
そう言うと花はさっきにも増した笑顔で答え、またねと言って去って行った。
辺りはもう夕日が照らしていた。
また今日も何も聞けなかった。帰っても居場所が無い..どういう事だろうか..
俺はこうしてだんだんいつも感じていた「いつも」から少しずつ離れていく感じが嬉しくてまたあの子に..いや..花に会いたくなっていったのだった。