俺を見ろ
「雪菜。はぐれんなよ!」




「はい。」




手を繋いでくれた



大きながっしりした手 男の人の手だ




ドキドキする心臓を落ち着かせ 水槽に集中させた







「可愛い~。」




小さな熱帯魚を見て 水槽に近寄る私 自然と黒木先輩を引っ張る形になった




「あ・・・・・ごめんなさい。」




え?
笑ってる




「お前はそのままで良い。」




そのままの意味がわからないけど 怒ってないからいっか



再び歩き始めた





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